エイジフレンドリー補助金とは?

エイジフレンドリー補助金は、令和2年度に創設されました。
⾼齢者が安⼼して安全に働くことができるよう、中小企業事業者による職場環境の改善等の安全衛生対策の実施に対し補助が行なわれます。

この補助金は、職場環境の改善に要した費用の一部が補助されるものです。

従来の厚生労働省の助成金は、要件を満たせば支給されますが、この補助金は事業規模、高年齢労働者の雇用状況が審査され、交付決定がなされます。

エイジフレンドリー補助金は、厚生労働省に管轄ですが、補助事業者として「一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会」に運営が委託されています。

対象となる事業者

(1)高年齢労働者を常時1名以上雇用している
(2)中小企業の事業者(下表参照のこと)
(3)労働保険に加入している(労災保険・雇用保険)

業種 常時使用する労働者数 資本金又は出資の総額
小売業 小売業、飲食店、持ち帰り配達飲食サービス業 50人以下 5,000万円以下
サービス業 医療・福祉、宿泊業、娯楽業、教育・学習支援業、情報サービス業、物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業など 100人以下 5,000万円以下
卸売業 卸売業 100人以下 1億円以下
その他の業種 製造業、建設業、運輸業、農業、林業、漁業、金融業、保険業など 300人以下 3億円以下

※労働者数若しくは資本金等のどちらか一方の条件を満たせば、中小企業事業者となります。

対象となる対策

働く高齢者を対象として職場環境を改善するために、次の対策に要した費用が補助対象となります。

・身体機能の低下を補う設備や装置の導入
・働く高齢者の健康や体力の状況の把握等
・高年齢労働者の特性に配慮した安全衛生教育
・その他、働く高齢者のための職場環境の改善対策

具体的な対策例

・働く高齢者の新型コロナウイルス感染予防のための費用
 ❏介護における移乗介助や入浴介助の際の身体的負担を軽減する機器
 ❏飛沫感染を防止するための対策

・身体機能の低下を補う設備・装置に係る費用
 ❏通路の段差の解消、階段に手すりを設置
 ❏床や通路の滑り防止対策
 ❏体温を下げるための機能のある服
 ❏トラック荷台等の昇段設備

・健康や体力状況等の把握に関する費用
 ❏体力チェック
 ❏運動・栄養・保健指導等の実施

・安全衛生共育の実施に関する費用
 ❏高齢者の特性を踏まえた安全衛生教育

補助金額

補助対象:高年齢者のための職場環境改善に要した経費(物品購入・工事の施工)
補助率:1/2
上限額:100万円(消費税を含む)

※この補助金は、事業場規模、高年齢労働者の雇用状況等を審査の上、交付決定がなされます。
つまり、全ての申請者に交付されるものではありません。

補助金申し込み期間

令和3年6月11日〜令和3年10月末日

注意点

対策を講じる場合には、まず補助金の申請を行います。申請し交付決定後に対策を実施する必要があります。

つまり、交付決定前に、購入したものについては補助金の対象とはなりません。

申請から採択まで、約1ヶ月ほどかかります。(当月末~翌月末まで)

問い合わせ・申請先

一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会

送付先

〒105-0014 東京都港区芝1-4-10 トイヤビル5階 申請関係または支払い関係

↓↓↓詳しくはホームページを参照下さい

https://www.jashcon-age.or.jp/