雇用調整助成金の不正受給のニュース

雇用調整助成金とは、「新型コロナウイルス感染症の影響」により、「事業活動の縮小」を余儀なくされた場合に、従業員の雇用維持を図るために、「労使間の協定」に基づき、「雇用調整(休業)」を実施する事業主に対して、休業手当などの一部が助成されるのです。

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例措置として、令和2年1月24日より開始された特例措置です。

この雇用調整助成金の不正受給のニュースが流れました。

記事によりますと、不正受給件数は920件(9月末まで)、総額135億円となっています。(内102億円は回収済みで、今後も回収される)

都道府県別の不正件数としては、大阪が133件、東京は86件、神奈川は68件の順となっています。

今回の不正受給の事例では、東京の不動産会社で、雇用調整助成金を不正受給するため、架空の「休業実績一覧表」を記して労働局に提出したケースがありました。

助成金の不正受給は公開されます

助成金の不正受給をしようとした場合、事業所名、代表者氏名、または代理申請した社労士の名前と不正内容が、厚生労働省のホームページに公開されます

不正受給公開ページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index_00020.html
引用:厚生労働省詳HP

不正受給時の罰則についてはこちらの記事をご覧下さい。